【論文】【共同研究】A01-01 務台 俊樹 助教、A01-02 高見澤 教授らの論文がNature Communications掲載、かつ”Editor’s Highlights”選出され、プレスリリースを行いメディア掲載されました


A superelastochromic crystal

Toshiki Mutai, Toshiyuki Sasaki, Shunichi Sakamoto, Isao Yoshikawa, Hirohiko Houjou and Satoshi Takamizawa

Nature Communications, 2020,11, 1824

DOI: 10.1038/s41467-020-15663-5

 

 

有機超弾性結晶の発光クロミズム ~小さな力で分子配列を変換し発光色の可逆制御を有機結晶で実現~

発表のポイント:

◆機械的刺激による擬弾性的な結晶相変化により発光色が変化する「超弾性発光クロミズム」を示す有機超弾性体を見いだした。
◆分子性有機単結晶で超弾性発光クロミズムを初めて実証し、二色の発光の割合を任意に制御可能な新しい固体発光材料につながる成果を得た。
◆超弾性とクロミズムを併せ持つ材料の開発の契機になるものと期待される。形状記憶合金で知られる超弾性体は原子性の金属固体であるためメカノクロミズムを示す超弾性体の基礎はこれまで知られておらず、本成果は化学的手法により超弾性の厳密な機械的変形性を有するクロミズム材料開拓に新しい指針を与え、化学的手法により高い設計性を持つ新しいセンシング材料開発を可能とするものである。

 

 

励起状態分子内プロトン移動(ESIPT)発光を示す7Clは、黄緑色(YG)および橙色(O)に発光する結晶を形成する。結晶YGの片側を固定し反対側を金属ジグで押し下げたところ、中央部分に結晶—結晶相転移にともない橙色に発光する結晶相(O)が現れ、ジグを引き上げたところ始めの結晶YGに戻った。

 

 

 

【プレスリリース】

東大生研: https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3285/

横浜市立大: https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2020/202004takamizawa_NC.html

 

 

【記事掲載】

日本の研究.com (4月16日) https://research-er.jp/articles/view/88111

日経新聞 (4月27日)  「元の色に戻る蛍光化合物」
朝刊 p.9(科学技術面)
および 電子版

EE Times Japan (4月21日) 「可逆的な発光クロミズムを示す有機結晶を発見」
こちら

 

NatureCommunications誌、”Editor’s Highlights”に選出 (4月21日)
https://www.nature.com/collections/wdzvyhgxft/content/johannes-kreutzer