倉持 昌弘

くらもち まさひろ
Masahiro Kuramochi
東京大学大学院新領域創成科学研究科
助教
A02

専門分野生物物理
公募班(2020-2021)

時分割回折X線ブリンキングによるソフトクリスタル動的特性観測

キーワード
X線回折、時分割計測、結晶粒子動態、格子ダイナミクス、ソフトクリスタル

研究概要

時分割回折X線ブリンキング法(Diffracted X-ray Blinking, DXB)は、単色X線を利用したラウエ回折像を高速時分割計測することで、対象試料のナノスケールダイナミクスを取得できる計測法です。本課題では、DXB法をソフトクリスタルに適用し、結晶自身の回折輝点を利用したラベルフリー結晶動態計測を行ないます。マクロ力学制御場でのソフトクリスタルの動的特性を、結晶粒子集合体の運動と、結晶格子面の構造ゆらぎという異なる空間スケールで明らかすることを目指します。DXB法は、実験室レベルから放射光施設までで利用できる汎用性の高い計測法です。スクリーニング的な試料選択、計測条件選定をラボ内で網羅検証します。現状のDXBに、ベイズ推定やスパースモデリングなど高次データ解析法を導入し、運動成分の検出限界向上にも取り組みます。また、ラボ実験データに基づいて、放射光を利用した超高分解能計測にも取り組み、ソフトクリスタルの構造特異的な動的性質を捉えます。

ラボX線を利用したDXB計測
DXBによる結晶動態計測

研究業績


関連ウェブサイト
連絡先
masahiro-kuramochi@edu.k.u-tokyo.ac.jp