平田 修造

ひらた しゅうぞう
Shuzo Hirata
電気通信大学大学院情報理工学研究科
助教
A03

専門分野光化学・有機光エレクトロニクス

ソフトキラル分子結晶による刺激応答性室温円偏光蓄光材料の創生

キーワード
三重項励起子、室温りん光、蓄光、円偏光発光、励起子拡散
関連する研究者
研究協力者: Martin Vacha(東京工業大学物質理工学院、教授)

研究概要

重原子フリーの芳香族結晶からの長い発光寿命を有する室温りん光は、結晶化の際の強い分子間力によって分子の剛直性が増加し、これにより三重項励起状態からの失活因子が抑制されることで発現すると考えられている。本研究では、剛直性とは反対にソフトな部位を導入したキラル芳香族分子結晶を用いることで、芳香族結晶における三重項励起子安定化の基礎原理の解明を行うとともに低刺激による円偏光蓄光特性の変調を目指す。具体的には、(1)キラル芳香族分子へのソフト部位の導入が低刺激応答化や三重項失活因子に及ぼす影響を評価し、(2)それらに付随して生じる分子凝集変化が長寿命室温りん光やその円偏光発光に及ぼす影響の考察を行う。本研究は、重原子フリーの凝集系分子の三重項励起子の安定化メカニズムやその制御に対して新しい知見を与えるとともに、室温蓄光放射を得るための分子材料設計の拡大化に寄与する。また、その機能は従来の無機系蓄光材料にはない蓄光特性の低刺激変調化や円偏光発光等の新しい光応答機能の開拓につながる。

結晶誘起による室温蓄光特性の発現
熱刺激による可逆室温蓄光特性

代表的な研究業績

研究業績


連絡先
shuzohirata[at]uec.ac.jp